本文
2年生の学生に、履修した授業を紹介してもらいました!
科目名:福祉と社会問題
担当教員:松宮 透髙先生 田中 聡子先生 梶原 豪人先生
履修時期:2年生 Q2
科目の位置づけ:人間と社会生活の理解に関する科目
この科目では、複数の教員がオムニバスで社会問題を取り上げ、そ の対策や課題を論じる授業です。具体的には、大学進学における教育格差や、困窮学生、子育て問題やジェンダー問題などについて授業内容を基に自分の意見を考えます。また、実際に現場で働いている「べてるの家」の方の話を聞き、現在の福祉に関する問題についても考えていきました。
事前に教員から配布された資料を基に、今の私たちのイメージと実際の現状をリンクさせ、課題について考えました。資料の中には、具体的なデータを示した資料もあり、より詳しく現状を理解することができます。また、少人数のグループに分かれ、「お金がないとどうなるか」というテーマでマインドマッピングを行い、友達と意見を出し合い、協力しながら考えました。
私たちは、当たり前のように大学に進学し、就職するように考えていました。しかし、いざ社会に目を向けると、経済的な問題で大学進学ができない子どもがいることを学びました。今の日本は、「教育費は親が負担すべきだ」という世論が根強いため、教育を受けることは権利であるという世論に変化させ、子どもの将来を守る社会にする必要があると学ぶことができました。
ソーシャルワークとは、「ケースワーク」と呼ばれるミクロの相談援助技術だけでなく、本質的にはマクロな社会変革も含んでいます。つまり、目の前のクライアントの生活を「より良く」するだけでなく、その背後にある、私たちの社会を「より良く」することがソーシャルワークにおいて大事となります。しかし、社会変革を実践するには、まずもって私たちの社会の「何が良くないのか」を認識すること、言い換えれば「社会問題を理解する」ことがスタートとなります。この科目では、事例や統計を用いたり、実践家をゲストに招いたりすることで、現在の日本社会が抱える「社会問題」をわかりやすく伝え、問題関心を持って受講してもらえるよう授業を展開しています。
また様々な「社会問題」に対して、「人権」、「社会正義」、「多様性尊重」を原則とした「福祉」の視点から、「問題の解決に向けて何が必要なのか」を考えることができるような、社会変革の実践的素地を養うことを目標としています。